いろは坂のツーリングコースの特徴
関東エリアにはたくさんのツーリングコースがありますが、その中でも最も知名度が高い場所と言えば、やはりいろは坂でしょう。
栃木県の日光エリアにある国道120号線のことを指し、国内でも知名度の高い観光地で、休日はバイクだけでなく自動車もかなり多く走っていますので混雑状況も激しいです。
特に紅葉シーズンは渋滞が一日中続くこともあり、スピードを維持して走るのが難しいくらいです。
いろは坂は昔から重要な道路として整備されていて、1,200年以上の歴史も持ちます。
それだけに現在でもかなりよく整備されているので、路面状況は非常に良いのが特徴です。
しかし、急峻な山岳コースとなりヘアピンカーブが非常に多く設けられていて、走行にはテクニックと慣れが求められます。
上り坂はまだヘアピンが続くとはいえ、パワーコントロールを間違えなければ穏やかに走行できます。
しかし、下り坂となるとブレーキングの技術がかなり試されるでしょう。
路面状況の良さから初心者でも走行可能とされていますが、技術があまりないのであれば慎重に運転するよう心がけましょう。
コーナーの出口が見えない箇所が多数あり、思っていたよりも深いカーブというところもあります。
後続車も先行車も多い道路ですので、他の車との流れも意識する必要が出てきます。
いろは坂の見どころ
走行自体は簡単ではないのですが、いろは坂から見られる景色は格別のもので、苦労してでも行く価値が十分にあります。
有名なスポットとして、黒髪展望台から見る紅葉は黄色と赤に染め上がった素晴らしい景色で、まさに言葉を失うほどです。
遠くの山々まで紅葉が続いていて、ここでしか見られない絶景に出会えるでしょう。
もう一つのポイントは上り坂にある明知平で、この展望台からは中禅寺湖と華厳の滝をダブルで見ることができます。
壮大な自然の景色に感動すること間違いなしです。
このスポットは観光客が必ずと言っていいほど訪れるところで、団体客もたくさん来ることからいつも混雑しています。
それでも、わざわざこのスポットに立ち寄る価値はありますのでツーリングルートの中に組み込んでおきましょう。
そして、いろは坂の日光側から群馬県側に向かっていく際には戦場ヶ原を通ることができますので、このスポットも立ち寄ってみたいものです。
湿原が広がるエリアなのですが、標高が少し高いところにありますので、他にはない独特の景色が見られます。
湿原を囲むように見られる山々も美しく、特に紅葉シーズンは目を見張るような景色に出会えるでしょう。
冬季の間は通行止めになるエリアもありますので、事前に確認しておくとツーリングルートの途中変更などをしなくて済みます。