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二人乗りの条件について

二人乗りできる年齢は?

タンデム、つまりバイクの二人乗りは一定の条件を満たすことでできます。
つまり誰でもOKというわけではなく、場合によっては警察に呼び止められて違反切符を切られてしまう可能性もあるわけです。

まず二人乗りが可能な条件として、年齢と経験が挙げられます。
高速道路の場合、バイクも車もスピードを出す傾向があるため、安全面を考慮してより厳しい条件が課せられています。
年齢が20歳以上、しかも自動二輪の経験が3年以上あることが求められます。

ですから、20歳で二人乗りをしたい場合には17歳までに免許を取得しておく必要があるわけです。
逆に言えば、20歳で免許を取得した場合にはどんなに早くても23歳にならないと高速道路では二人乗りはできません。

一方公道などの一般道では、1年以上の自動二輪の経験があれば運転することができます。
こちらは年齢制限がないため、免許を取得して1年以上運転していれば二人乗りが可能、ということになります。

年齢に関してもうひとつ注意したいのは、同乗する人の立場です。
安全な状態で運転するためにも、同乗者は同乗者用のシートに座りステップに足を置いた状況が求められます。
具体的な年齢の制限は設けられていませんが、ステップに足が届かない小さな子供は適さないことになります。

また、自転車でときどき見られる乳幼児を背中におぶって運転するといった行為もNGです。
あくまで同乗者が自分でシートに座り、安全な状態で二人乗りができる環境が求められるのです。

排気量の条件もあります

二人乗りに関しては、排気量の条件も設けられています。
この点でも高速道路と一般道では条件に違いが設けられており、高速道路では125cc超、一般道では50cc超の排気量のバイクであることが必須です。

気をつけたい点

二人乗りの際に注意したい点としては、やはり安全な状態・姿勢で運転することです。
必ずタンデムベルトやタンデムグリップがあるバイクで運転することはもちろん、同乗者がこれらを使って姿勢を安定させた状態で運転することが絶対条件です。
先述した基本条件を満たしていても、これらに問題があると警察に止められてしまう恐れがあります。

そしてこれは当然のことですが、ライダー・同乗者どちらもヘルメットを装着することも重要です。
ヘルメットの種類に関して条件は設定されていませんが、よく同乗者が着用している顔の露出が多いハーフヘルメットは転倒した時の安全性に難があるので、あまりスピードを出しすぎないよう気をつけましょう。

もし条件を満たしていない部分があって警察に止められしまうと、その場で同乗者は降ろされてしまいます。
もし近くに公共の交通機関がない場所で降ろされてしまうと、その場で立ち往生なんてことも起こりえますから、くれぐれも問題なくタンデムができる環境で運転するよう心がけましょう。