任意保険のほとんどが1年契約
バイクに関する保険は、強制保険である自賠責保険の他に任意保険があります。
事故に遭った時などには自賠責だけでは補償しきれないことも多いので、任意保険に入ることはとても重要です。
任意保険は民間の保険会社が出しているもので、会社や商品によって補償内容も保険料も異なります。
自賠責保険の期間は1年間から5年間くらいまで、自分で決めることができます。
一方で任意保険は、ほとんどの場合1年間の契約となります。
例外的に、1か月程度のみ入れる保険商品を提供している保険会社もあります。
これは友人などから一時的にバイクを借りるとか、レンタルバイクを使うといったケースを想定しているものです。
短期間のみということで保険料は多少割高ですから、自分で保有しているバイクに保険をかけるのであれば1年契約の方が適していますし、お得になります。
補償内容を把握して契約をするべき
任意保険は加入自体任意ですが、その補償内容についても加入者が選べるようになっています。
主なものとしては対人賠償や対物賠償など、事故に遭った時に人や物への被害が及んだ時に補償するものがあります。
これらの補償はほとんどの人が加入しています。
他にも、ライダー自身の補償やタンデム走行をしている時の同乗者への補償といった内容もあります。
さらに、バイク自体が壊れたとか故障したといったケースで修理代金などを補償する契約を付けることもできます。
ただしこの車両保険を付けるとかなり保険料が高額になるため、あまり加入率は高くありません。
このように、どこまで補償するかは自分で決めるものですので、じっくりと補償の必要性と保険料のバランスを考えるべきです。
また、それぞれの補償についてどこまでの補償額が出されるかという点も自分で決める内容です。
対人賠償や対物賠償などは、非常に大きな被害額になることがあるので無制限とするケースが多いです。
それ以外は、保険料との兼ね合いで決めることができるでしょう。
任意保険は1年ごとに見直しを
任意保険は1年間の契約で、期間が終了すると簡単な手続きで更新できます。
しかし、毎年契約内容と保険会社を見直してみることをおすすめします。
というのも、無事故の年数などによって保険料が変わってくることがありますし、保険会社によって同じ補償でももっと安い保険料の商品があるかもしれないからです。
さらに、主に運転する人の年齢区分を引き上げることで、かなり保険料を下げられることがあります。
年齢が上がった分安くなることはないかと、一度保険内容自体をチェックしてお得に利用できる方法を探ってみましょう。
それにより保険コストを下げ、バイクの整備などに充てることができます。