個人売買をするための方法
ここ最近急増しているのがバイクの個人間取引です。
これは言うまでもなくネットが普及したことにより売りたいものをすぐに出品することができるようになったということが関係しています。
個人売買のツールとしてはヤフオク!のようなオークションサイトや、メルカリやラクマのようなフリマアプリがあります。
こうしたオンラインツールのよいところは、写真などで品物の現況を伝えることにより欲しいという人からの落札を受けて、自由に価格を決めることができるということです。
直接質問を受けてそこで交渉をして価格を決めるということもでき、さらに取引の安全性については仲介をしてくれる企業が安全性を担保してくれます。
全く知らない人に売る場合にはどうしてもあとからクレームがついたり、詐欺被害にあったりといったことがありますが間に企業を挟むことによりそうしたリスクをかなり低くすることができます。
ただしリスクを引き受けてもらうことと引き換えに売買が成立したときには売上金額の数%を取られることになるのでそうしたこともきちんと意識していないと思うような金額を仕入れることができなくなります。
個人間売買のメリット・デメリット
個人間売買の最大のメリットはやはり「業者を仲介するよりも安く買える・高く売れる」ということがあります。
業者を仲介する場合にはどうしてもその企業に支払うマージンや人件費などがかかってきますので、売却金額は低く見積もられてしまうことになります。
一方で一旦引受をしてもらったらそこで自分の手から完全に離れますので、万が一その後に中古でバイクを購入した人が車体に不具合を感じるようなことがあってもその責任を売り手である自分が負うことはありません。
つまり間に業者を仲介しない個人間売買の場合には、オークションサイトやフリマアプリ管理企業などに売上の数%は支払うことになるとはいえ、一般的な買取業者よりもかなり高く売却をすることが可能です。
オークションやフリマでのバイクの売買は基本的には現況渡しとして、到着後に何らかの不具合があってもそうなることを納得してくださいということを前提にしています。
しかしながら実際に購入をしてみたところ、走行を初めてわずか数十分で故障が起こったというようなケースも非常によくあり、その場合返品や返金などかなり面倒なトラブルになってしまうことがあります。
最初に高く売れたのでよかったと思っていたところ、トラブル対応をしているうちに結局損失の方が多くなってしまったなんていうこともありますので、個人で売買をするときにはきちんとリスクを想定していくことが必要になります。
トラブルを防ぐためには購入前にバイクの状態を詳細に伝え、問題が起こった場合どちらがどのように対応するかということを予めさだめて納得してもらった上で契約するようにするのがよいでしょう。