バイクを通販で購入するときの落とし穴
ネット通販がすっかり生活インフラとして定着している現在においては、バイクもその例外ではありません。
バイクを専門に扱う通販サイトも数多くあり、従来ならばバイクを購入するときには直接店舗に行ってそこで契約をしなければならないところ完全にインターネット上での入力のみで手続きを進めることができます。
とても便利なバイク通販ですが、品物の特性上どうしても起こってしまうトラブルというものもあります。
まずは通販サイトでもっとも基本的なトラブルというのが「信頼できない悪質業者との取引」です。
これは個人間取引でもよくあることですが、先に入金をしたはずなのにいつまでも品物が送られて来なかったり、全く連絡していたものと違うものが送られてそれを問い合わせようとしたら既に会社がいなかったというような場合です。
また通販サイトに掲載されている写真が実際は別の品物のもので、実際に手元に届いた製品は傷や現況が大きく異なっていたというようなこともあります。
注意しておきたいのがバイクを取り寄せで購入する場合には、もともとの送付元が国内であるとは限らないということがあるということです。
バイクの取引はむしろ現在では日本国内よりも東南アジア方面の方が活発に行われているので、品物によっては通販で注文した現物は海の向こうにあったなんていうこともあります。
輸入品の場合国内ほどしっかりした輸送経路が整えられているわけではないため、予定していた日数で到着をしないこともよくあります。
正常に輸送されても数週間がかかるということもざらなので、今すぐにでも現物が欲しいという人はきちんとどこから発送されるか明記されているサイトから購入する必要があります。
通販だから安いとは限らないのがバイク
便利に思える通販サイトですが、一つよく頭に入れておいてもらいたい注意事項があります。
というのも「通販だから普通にお店で買うよりも安いはず」という思い込みは捨てた方がよいということです。
わかりやすい例えで説明すると、例えば地元の中古車販売店が持ち込まれたものを買取り自分の工場で整備をして売っているというバイクと、同じ車種でなかなか買い取り手がつかずに海外にあるバイクとではどちらが安く出荷することができるでしょうか?
これは極端な例えですが、バイクを巡る流通経路は非常に複雑多岐に渡っておりますのでちょっとしたはずみで金額が大きく変動してしまうということはよくあります。
せっかく長い時間をかけて乗りたいバイクを取り寄せたのに、近くの中古バイク販売店を回ってみたら同じ車種がもっとよい状態で安く販売されているのを見かけてしまったなんていいう話は決して珍しくないのです。