1. >
  2. >
  3. ネオクラシックとは

ネオクラシックとは

どんな特徴がある?

ネオクラシックを直訳すると、「新しい古典」となるでしょうか。
つまり簡単に言えば、「現代の技術や感性で古典的なデザインを再現したバイク」となります。

すでに日本だけに限っても、バイクの歴史は長くすでに半世紀以上にも及びます。
その間には名機と呼ばれる車種も数多く登場し、中には現在でも高い人気を得ているものも少なくありません。
実際に中古市場で高額で取引されているものもあります。

とはいえ、そうした「クラシック」なモデルは保存状態などの問題もありますし、機能・燃費などの性能面で現在に比べると見劣りしてしまう面があるのも事実です。
すでにパーツが入手できないなど、バイクマニアでなければ手を出せない分野とも言えます。
そのため、クラシックの魅力を醸し出しつつ、あくまで機能面は現代の技術を採用しているバイクへの需要が高まっているのです。
それが「ネオクラシック」です。

わかりやすい例では、実際に過去に人気を博したモデルが復刻されるケースが挙げられるでしょう。
ただこうした「かつて人気を博したバイク」、つまりクラシックバイクとネオクラシックバイクの違いははっきりとはしていない面もあります。
例えば、すでにこれまでモデルチェンジを繰り返しつつ長い歴史を得ているシリーズなどは、新しいけれどもクラシックな魅力を保ち続けている、という点でネオクラシックと言えます。
そしてそのシリーズの古いモデルをクラシックとみなすことも可能です。

必ずしも過去を蘇らせるためにクラシカルなデザインにしたものがネオクラシックというわけでもなく、現行モデルでもネオクラシックとして扱われるものもあるわけです。
あくまで「クラシックなデザインを備えた現行のバイク」という、広い定義のもとで使われている用語と言えるでしょう。

いずれにしろ、「デザインは古典的、中身は現代的」なのが特徴なので、燃費性能がよい、メンテナンスをしやすい、そもそも壊れにくいといったメリットを備えています。
また古典的なデザインをそのまま再現したモデルだけでなく、クラシカルな雰囲気をベースとしつつも現代的なテイストも取り入れているものもあるので、必ずしも懐古趣味ではなく、現代的な観点から見てもファッション性・デザイン性に優れているものも少なくありません。

おすすめの人気車

クラシカルな魅力を持ったバイクといえば、やはりカワサキでしょう。
カワサキの「Z900RS」は、まさにそんなネオクラシカルの魅力をもっとも備えている人気車と言えるでしょう。
カワサキの名機である「Z1」を彷彿とさせつつ、あくまで現行モデルとして発売されているももので、クラシカルな雰囲気と現代的なスタイリッシュなデザインの両方を備えています。

往年の名機を復刻したネオクラシカルと言えば、スズキの「カタナ」が挙げられるでしょう。
非常に力強いデザインが当時から高い人気を得ており、硬派なバイク好きの間で現在でも高い人気を得ています。