特徴と通常のバイクとの違いは?
スクーターはバイクの一種ですが、はっきり分けて考える傾向が強いようです。
見た目の段階で大きな違いがあるので区別しやすい面があるのも事実ですし、バイクが好きな人がバイクに感じている魅力と、スクーターとの間にやや距離があるというのも両者を分けて考える人が多い理由の一つとして考えられます。
「バイクにまたがる」という表現があるように、オートバイは通常座席にまたがる形で乗って運転します。
それに対して、スクーターは両脚を前に置く形で運転する形になっているのが最大の特徴です。
またがるというよりも「バイクに乗る」といった表現の方が適切でしょう。
この形状の違いは、バイクの仕組みにも大きな違いをもたらしています。
スクーターの方が全体的に軽やかな印象を与えますが、その分、排気量などのパワーが劣ります。
そして両脚を前に置いて運転する分、エンジンが座る位置の後方に設置されています。
これは一般のバイクが前方に設置されているのと非常に大きな違いです。
バイクはまたがって運転するというその特徴から、本人の体型と車体のバランスが問われます。
小柄な人は大型のバイクを運転しづらいわけです。
それに対してスクーターはそうしたバランスを気にする必要がなく、どんな体型の人でも手軽に乗ることができます。
しかし一方で、この「またがって乗る」点にこそバイクの真髄を感じている人も多く、「スクーターにはバイクのかっこよさがない」という人も少なくありません。
この点がスクーターの評価を分けている最大のポイントであり、ある意味で特徴とも言えるでしょう。
一方スクーターは、スリムな体型のわりには収納スペースを確保していることで物を運ぶのにも適しています。
これらの特徴や一般のバイクとの違いを見ると、スクーターは便利さという点で大きなメリットを持っていると評価することができそうです。
おすすめの車種
免許を取り立ての高校生など若い世代からも人気が高いスクーターですが、幅広いニーズに応える形でさまざまな車種が発売されています。
例えばヤマハの「JOG DX」は、さすがにDXと名付けられているだけあってスタイリッシュでゴーシャスな印象を与えるデザインが特徴です。
シート下の収納スペースが広くなっており、利便性にも優れています。
カラーリングも鮮やかで、若い世代や女性の間で高い評価を得ています。
それからスズキの「LET’S」も、軽さを重視したコンパクトな作りでかわいい印象を与えるデザインをしています。
コストパフォーマンスにも優れており、「はじめてのスクーター」としてもおすすめできます。
かわいいスクーターといえばもうひとつ、ホンダの「GIORNO」も、全体的に丸みを帯びたデザインとなっているのが特徴でツートンカラーのポップな印象も魅力です。
スマホ充電が可能なアクセサリーソケットがついているなど、機能面も充実も光ります。